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ぼうずやのにっき

『 Back to the Future Part II 』をみた

2016-07-09 に書いた『 Back to the Future 』の続きとして、『 Back to the Future Part II 』を観たことを書く。こちらも今回がはじめてではなく、過去に何度か観ている。

1 作目の最後で未来へ行く。そこから 2 作目ははじまる。未来で Biff に秘密がばれてしまい、「スポーツ年鑑」により過去を改変されてしまう。「スポーツ年鑑」を取り返し Biff の企みを阻止するため、再び 1955 年に行く話。

1 作目を踏まえた場面がいくつも出てくる。hover board もそうだし、1 作目の舞台裏で Marty が Marty 自身を助けていたことなどもそうだ。ものによっては 1 作目の映像をそのまま使っている箇所がままある。たとえば Biff を殴り倒す場面などだ。それもあって 2 作目を先に見てしまうと 1 作目を楽しめない。内輪な感じだ。

同じ時間の別の場所を見せるのは面白いのだけど、 1 作目の感想で書いたとおり、そういう小細工はぼくが『 Back to the Future 』に期待しているところではない。最後にはうまくいくと信じて疑わないし、そうなる。絶望するような状況になったあと、最後は主人公にとって都合の良い展開になる。そういう形が維持されている点はいいのだけど……。

1 作目には 0 から 1 があった。創作だ。 2 作目は 1 から 1.5 にするようだ。土台があって、そこにどう乗せるのが面白いのかを考えているようだ。改善だ。改善には改善の良さがある。そういう意味だとよくできている。でも 1 作目の面白さとは違う。このあたりは趣味の問題だけど、ぼくの期待とはすこし違う。

『 Back to the Future Part II 』はよくできているのだけど、『 Back to the Future 』とは、すこし違う面白さになっている。ぼくは I のほうが好きだ。