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ぼうずやのにっき

『エンジニアのための時間管理術』を読んだ / ルミナリエに行った / BLUE REVOLVER 進捗

エンジニアのための時間管理術』を読んだ。

ぼくにぴったりの本ではなかった。どことなく雑多で焦点もあわない感じ。 PMBOK / GTD / ポモドーロ・テクニックなどの過去に読んだものを改めて読みたくなった。

目次

  1. タイムマネジメントの原則
  2. 集中と割り込み
  3. ルーチン
  4. サイクルシステム
  5. サイクルシステム: 作業リストとスケジュール
  6. サイクルシステム: カレンダーの管理
  7. サイクルシステム: 人生の目標
  8. 優先順位
  9. ストレスの管理
  10. 電子メールの管理
  11. 時間の浪費
  12. 文書化
  13. 自動化

前半

前半はわかるけど物足りない……。 GTD: Getting Things Done やポモドーロ・テクニック ほどの衝撃がないのは名前の問題だろうか……。

印象に残るのは 6 つの原則とサイクルシステムだと思う。

6 つの原則

6 つの原則。

  • タイムマネジメント情報をひとつのデータベースにまとめる
  • 能力は重要な作業のために温存しておく
  • 日課を定め、それらに従う
  • 習慣やモットーを養う
  • 「プロジェクトタイム」の間は集中力を保つ
  • 日常生活の管理にも仕事と同じツールを使用する

個数・語感・粒度あたりが微妙。それぞれが特におかしいとは思わないけど並べたときの「そうかな……」感はある。

それぞれの感想を書く。

「ひとつのデータベース」というのが PDA で時代を感じる。あとは道具として作業リスト・カレンダー・長期的な目標のリストが出てくるもんだから。「ひとつになってないよね」と思ってしまう。いまだと Google Calendar とそれについてくる TODO リストを使えばだいたい揃うかな。

「能力は〜温存しておく」は「記憶に頼るな記録しろ」って話。記憶は忘れたり割り込みで混乱したり集中の妨げになるからだそう。ぼくはメモ魔だと言われたことが何度かある。記憶力が悪いので常に記録している。

日課は定型化しろってこと。ぼくの「 3 の倍数週の水曜日に髪の毛を切る」みたいな。決めていれば悩む時間を節約できる。

習慣・モットー。これはあまりピンと来てない。日じゃない繰り返しに対してのものっぽいけど。この本での日課・習慣・ルーチンあたりの使い方が最後まで読んでもよく分からないで居る。

集中力を保つ。そうだよね。時間を区切るのもそうすべきだと思う。そのために阻害するものや割り込みを防ごうとする。この本には出てこないけどポモドーロ・テクニックは時間の区切りを極端に意識した方法。集中などいくつかの効果がうたわれている。

日常生活にも。わかるけど難しい場面も多いと思う。業務用とアカウントを分けていたり業務用しかないものもある。

サイクルシステム

サイクルシステム。日々のサイクル。おまけ程度に長期的な視点が入っている。

サイクルシステムでは、作業リストと今日のスケジュールを組み合わせたもの、カレンダー、長期的な目標のリストという 3 つのツールを使用します。

1 日のサイクル。

  1. 今日のスケジュールを立てる
  2. 今日の作業リストを作成する
  3. 優先順位を設定し、スケジュールを組み直す
  4. 計画を実行する
  5. 1 日の仕上げをする
  6. 退社する
  7. 繰り返す

そうだよねという内容ではある。ただ良い名前がついていないこともあるし新しさもないので薄いという印象。スケールは違うけどぼくはプロジェクト管理におけるスケジュール管理で同じようなことをしていると思う。特に WBS: Work Breakdown Structure で細分化された作業をガントチャートの形でスケジューリングしていくあたり。このあたりの流れって基本的 (……というよりは古典的か) だと思っているのだけどどうなのだろう……。

サイクルシステムのカレンダーはきちんと登録しろ以上のことが書いていない。

サイクルシステムの長期的な目標の部分は↑に書いたプロジェクト管理における要求から WBS を起こすあたりに近い。定期的な見直しがある点でちょっと違うけど……。この本ではないし繰り返しだけど。理想と現状とその差である課題がある。課題を解決するための手段・作業を細分化する。細分化した作業をスケジューリングする。このあたりの流れって……。

後半

後半はこれじゃない感が強い。

ストレスの管理は見出しからして関係ない。文書化はドキュメントリポジトリをつくったり Wiki を使えと書いてある。チームレベルの話題だし時間管理って感じではない。

このズレの原因はもともとのタイトルが『 Time Management for System Administrators 』だからじゃないかと思っている。システム管理者のそのチームを含めての時間管理の悩み……みたいなところに焦点を合わせているからだと思う。

電子メールの管理や自動化の章はいやに些末な感じがした。確かにメールは時間を食う虫だけど。些末。自動化は『エンジニアのための時間管理術』とくれば当然出てくるだろう。説明の流れも自然なのだけど。シェルスクリプトや Make の入門書が欲しいわけではない……。

だいたいおしまい。

読みやすさはともかく PMBOK を読めば網羅的かつ汎用的な気がしてきた。スケジュール管理はもちろんそれ以外のリソースも含めてのプロジェクト管理について書かれているので。改めて読んでみても良いかもしれない。


ルミナリエに行った。

時間帯のせいか混んでいた。今年のものは前半に長いアーチ状の屋根がついていた。赤色が多かったように思う。東遊園地のものは円形ではなく開けた形になっていた。

子どもも連れて行ったのだけど明かりのところでキョロキョロしていた。明るいくらいにしか認識していないと思うけど。


BLUE REVOLVER の進捗。 MISSION は STAGE 3 までをクリア (A+ ではない) 。通しはラスボスを残りハイパーレーザー一発まで追い詰めた (ゲージもあった) ものの終了。明日にはクリアできるかな。