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15 min/d

ぼうずやのにっき

映画『リミット』 / ぼくと『星のカービィ』

2017-04-30 に映画『リミット』を観た。ネタバレをする。

2017-04-17 『シング・ストリート』 / 2017-04-26 『怪盗グルーのミニオン危機一発』 に続いて iTunes のレンタルで観た。これで 1000 円を使い切った。

棺に閉じ込められた男が助けを求めて電話をかける話。雑な説明だけど、これがほぼすべてだ。棺の外の景色はわずか数秒しか出てこない。回想さえもない。最初から最後まで救いのない話だ。


先週に『星のカービィ スーパーデラックス』を買った。これまたわけあって手に入れたニンテンドー プリペイド番号 3000 円で買った。星のカービィが 25 周年らしく、割引セールが宣伝されており、懐かしさから買ってしまった。

カービィにはいくつかの思い出がある。

星のカービィ スーパーデラックス』は、ぼくが遊ぶことのできなかったゲームのひとつだ。ステージやキャラクターなどほとんどすべてを知っている。なぜなら知人が遊んでいるのをずっとそばで観ていたからだ。ぼくの前で彼らは毎日のように何度も遊んだ。スネ夫のび太のようだ。のび太にはドラえもんが居るものの、ぼくには居なかった。母さんはゲームを絶対に買わないと宣言しており、ぼくがスーパーデラックスのカービィに触れることはついに一度もなかった。

20 年以上が経ち、 Wii U バーチャルコンソールにて 823 円で買えるようになった。おまけに 25 周年セールで 25% 引きの 617 円だ。いまのぼくには数百円の値引きなどそこまでの意味はない。ほしければ買う。気まぐれに買える。

とりあえず『洞窟大作戦』をコンプリートするところまで進めた。

意外とカービィの動きにクセを感じる。ジャンプから膨らんだあとに戻るときや、吸い込んだままだと飛べないことなどだ。分かってはいるのだけど、シビアというか気持ち良さをすこしずつ阻害している感じだ。あとはコピー能力の当たり外れがひどい。強いものと弱いものの差が激しい。特性的に使うしかないものもあるんだけど、攻撃力のバランス調整などはこれでいいのだろうか。

いろいろ文句をつけているのだけど、とても良いと思う。うん。

せっかくなので、もうすこし、ぼくとカービィの思い出を書いておく。

実は、ぼくはゲームボーイの初代『星のカービィ』を持っていた。コピー能力がない頃のカービィだ。

前述のとおり、我が家はゲームを買わない方針で、両親が買ってくれることはなかった。そこで、ぼくはばあちゃんにねだった。ぼくの人生でそこまで人にものをねだったことはなかったと思う。

結果として、ばあちゃんがゲームボーイ「ポケット」を買ってくれた。ポケット。つまり 1996 年か 1997 年だ。たしかポケモンが出ていた。当時のぼくはまったく知らなかったが、カービィは既に 2 が出ていたはずだ。ぼくは昔から二重三重に時代遅れの世間知らずだったことが分かる。それでも、とにかくゲームボーイが欲しかった。買ってもらったのは「赤」のゲームボーイポケットだった。小学生的だが「赤は女子の色」「赤を男子が持つのは恥ずかしい」という認識を持っており、嫌だった。だけど、在庫がそれしかなく、ばあちゃんに買ってもらえる機会を逃したら……と考えて妥協した。妥協して、帰り道でスキップした。

このとき一緒に買ってもらったのが『星のカービィ』だった。世間のカービィにはコピー能力がついていたのかもしれないが、ぼくのカービィにはなかった。ぼくのはいもを食って空気を吐き出すような奴だった。流行りの『ポケモン』を手に入れたのは、それからまたしばらく後だった (ぼくが手に入れた頃はそれがポケモンでなかったら、もう既に時代遅れだったに違いない) 。それまでぼくはひたすらカービィをやり続けることになった。当たり前だが、エクストラもクリアした。