我が家に光がやってきた。
今日は回線工事が行われた。今日から光回線でインターネットライフを満喫できる。
「こんにちは光」と言いたいところだが、今回の目的は「さよならケーブルテレビ」である。
ぼくが中学生のころからその会社をISPとして選択してきた。集合住宅で引き込まれていたからだ。ぼくはいまその会社が大嫌いである。嫌いになった理由はたくさんのことの積み重ねだ。回線の遅さ。回線の不安定さ。顧客対応の悪さ(なんで何度も同じことを説明させられるんだ!)。高すぎる契約変更手数料(6ヶ月分の料金ってどういうことだ)。ぼくは頭にきている。正直なところ光に興味はない。その会社でなければ良い。その会社に金を払いたくない。
……目的は忘れよう。前向きな気持ちを持とう。終わりではないはじまりだ。光との素晴らしい生活がはじまる。
申し込みは昨年12月なので3ヶ月ちかく待たされた。待ちに待った。……本当は昨日まで忘れていた。手帳を見て思い出した。忘れていたくせに思い出すと「ずっと待っていたんだ」といった調子で、部屋をぐるぐるとまわりながら工事を待った。
工事のおじさんは良い感じの人だった。気分が良いとなんでも良く見えるから困る。壁に穴をあけたりして回線をひいていた。おじさんは手慣れた様子で仕事をしていた。休日なのに大変だ。
プロバイダからの資料を紛失したが無事に接続できた。速度は40-60Mbpsである。問題は安定しているかどうかなので、しばらく様子を見ないといけないが、なかなか良さそうだ。これで料金が4000円になるからおかしな話である。いや、忘れよう。納得の価格設定である。
こんにちは光。期待しているよ。
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