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ぼうずやのにっき

言葉の価値

やけはちで後輩と飲みに行き、醜態をさらし、別れたあとひとりでカラオケに行き、喉を枯らして。ぼんやりしているうちに日付が変わる。

いいかげんなことをさんざ吹き込んだあと思うのは、価値というのはその珍しさによるところがおおいにある、ということ。例えば、ダイアモンドに価値があるのは、美しさもそうだが、その珍しさにこそある。ぼくはそう思う。

言葉の価値について同様に考えると、ありふれた言葉に価値はないし、珍しい言葉に価値はある。ちょうど、普段ほめない人がたまにほめれば、それはすごいこととして扱われるし、普段からほめる人がほめても、それはごくふつうのこととして扱われる、そんなイメージだ。

このことを活かせば、たくさんの悪い言葉を吐けば、悪い言葉の価値が下がり、たまに良い言葉を吐けば、良い言葉の価値が上がるのではないか。そう思ったので実践してみた。

実際には、ぼくの言葉の数が増えれば、ひとつの言葉の価値がどんどん下がっていく。一度下がると上げることは難しい。ぼくは今日、ぼくの言葉の価値を大きく下げた。余計なことは言わない方が良い。

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