mockmock.dev の時間の活用方法について考え直した。そのことについて書く。
mockmock.dev はオンラインもくもく会だ。制限がほとんどない会。基本は毎週日曜日 13:00-15:00 だ。 Slack へやることを書いてもくもくして結果報告する。もうずいぶんと回をかさねている。 2018-12-02 のもので #193 になっている。 3 年を超えていることになる。ぼくは最初期からだいたい参加している。
考え直すことになったきっかけは 2018-11-22 の『超一流になるのは才能か努力か?』を読んだこと。その前に読んだ『「経験学習」入門』も影響しているかもしれない。どちらの書籍も内容はほとんど関係ない。ただ結果として「練習の効率が悪いんじゃないか」と思いはじめた。前者で言うところの「目的のある練習」ができておらず「愚直な練習」になっているのではないか。後者で引用されていたところの「よく考えられた実践 (deliberate practice) 」ができていないのではないか。そう思いはじめた。
目標は mockmock.dev の 2 時間をうまく活用できたと感じられるものにすること。せっかく毎週 2 時間を確保しているのだから活かしていかないともったいない。成果・効率を上げていきたい。
特に変わったことをするわけではない。基本的にはいつもと同じ。「やってみてふりかえることで変えていく」 (2018-01/2018-03 方針 (2017-12-31)) や 「やってみる・ふりかえる」というシンプルなサイクル (2018-11-10) 。これらを踏まえたうえで。 mockmock.dev にうまくはまった仕組みを考える。毎週 2 時間という枠にぴったりくるようなものを……。
でつくってみた仮のものが↓。特に意識した点は「目標を明確にする」「挑戦をすこしだけ含む」「わかりやすい成果を残す」あたりだ。
mockmock.dev bouzuya ルール (v1)
- 2 時間で 0.1.0 をつくる
- 新規のみ改修なし
- アプリケーションのみライブラリなし
- 挑戦(新しく試すもの)を含める
- もぐもぐはなし
- 事前に仕様の概要を確定する
- 事前にアプリケーションを作成するのはなし
- 事前にライブラリを作成するのはあり
- 事後に 1.0.0 まで持っていく(時間外)
説明する。毎週新規のアプリケーションをつくる。 mockmock.dev の時間はその 0.1.0 をつくる。次の週までに 1.0.0 にしておく。事前準備しても良いけど開始は mockmock.dev を基準にする。いままでにやったことがない要素をひとつは含めることで成長を感じよう。そんな感じ。
2014 の「 1 日 1 Hubot スクリプト」や 2015 に「週ぶり」という取り組みをしていた。それらとところどころ似ている。
2 時間でできるものは知れている。でも 2 時間をうまく使えばそこそこいける。 Hubot スクリプトを書くくらいの軽い気持ちでアプリケーションをつくっていきたい。これらは分かりやすい成果を残すことができる。質より量。量が質になることもある。
週を単位とする点で週ぶりは似ている。ただそこに mockmock.dev という「集中」すべき短い (濃い) 時間を置いている点や「挑戦」を含む点で異なる。週ぶりは「素振り」から来たものなので繰り返して慣れるためにある。挑戦でそこに変化を加えたい。週ぶりの良くなかった点のひとつはだれてしまったところにある。集中・変化を組み込んでだれないようにしていきたい。
- 2018-11-25 mockmock.dev #192 bouzuya/purescript-react-basic-fizzbuzz v0.1.0
- 2018-12-02 mockmock.dev #193 bouzuya/purescript-react-basic-contacts v0.1.0
うまくいくかはわからない。やってみてふりかえることで変えていく。